実録!DTMに必要な機材の揃え方

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DTMで作曲するために、役立つ機材はたくさんあります。しかし、形から入るのはオススメしません。必要に応じて揃えていけばいいのです。

この記事では、United Parts of Myself 作曲担当の赤城海溝が、DTMを始めてから、どのような経緯でどんな機材を導入してきたかご紹介します。

前回の記事では、DTMで作曲した曲を配信する方法をご紹介しました。

配信を意識して作曲をするなら、機材についても考えたいところ。パソコンひとつでも作曲はできますが、効率を上げるため、より良いものを作るために、役立つ機材はたくさんあります。

ただ、“DTMに必要な機材”に正解はありません。

作曲をしていく中で必要だと感じたものを都度導入していくことで、自分にピッタリの環境を作ることができます。実際にどんなふうに揃えていくかの一例をご紹介しますので、ぜひイメージを膨らませてみてください。

目次

機材を導入するまで

DTMを始めてから1stアルバムを作成するまでは、パソコン1台で作曲をしており、DTM特有の機材は使用していませんでした。

音の確認は、パソコンにiPhone純正のイヤホンを挿して。打ち込みはマウスで。

そうした活動の中で、不便に感じた部分を補う形で、徐々に機材を導入していきました。導入した順に、機材についてご紹介します。

MIDIキーボード

マウスで打ち込むのは時間がかかり、効率が悪いため、まず最初にMIDIキーボードの購入を決めました。

最初に購入したのは、USB接続の25鍵MIDIキーボード(KORG nanoKEY 2)です。

選んだ理由は、価格が安く、場所を取らないため。パーカッションや、使用する音域が狭いメロディーの入力には耐えられました。ステップ入力だけなら、このサイズが適しています。

しかし、コードとメロディーをリアルタイム入力したいため、25鍵では圧倒的に鍵盤数が足りなくなりました。同時に使用する音域が広がるためです。

そこで、USB接続の61鍵MIDIキーボード(NEKTAR IMPACT GX61)を購入しました。

サスティンペダルとして使用するためのフットスイッチ(NEKTAR NP-2)キーボードスタンド(CLASSIC PRO KST10X)も合わせて購入しました。

MIDIキーボードには49鍵のものもありますが、自宅の電子ピアノで弾いている感覚や、自作曲の使用音域から、リアルタイム入力をするには、49鍵では足りないことがわかりました。

88鍵あれば申し分ありませんが、61鍵までのMIDIキーボードに比べると価格が一気に上がるため、61鍵にしました。

使用する音源によってはオクターブボタンを使用することがあるものの、両手でリアルタイム入力するには十分です。

NEKTAR ( ネクター ) / IMPACT GX61 USB MIDIキーボードコントローラー

オーディオインターフェイス

楽器やボーカルを録音する際(A/D:アナログ信号をデジタルに変換)や、モニターヘッドホン・スピーカーを使用するとき(D/A:デジタル信号をアナログ変換)に必要になります。

要するにオーディオインターフェイスとは、PCと、楽器やヘッドホンなどを接続するための仲介役です。

エレキギターの録音と、モニターヘッドホンを使用するために購入しました。

将来的にはボーカル録音もしたいので、48Vファンタム電源搭載で、2IN/2OUTのオーディオインターフェイスを探し、価格とレビューの兼ね合いで、BEHRINGER UMC202HDを購入しました。

音質レイテンシー(録音・再生する際の音の遅延)の問題を感じたことはありません。

BEHRINGER ( ベリンガー ) / UMC202HD

モニターヘッドホン

前述のオーディオインターフェイスに接続して使用します。

購入の際、まずはモニターヘッドホンをオンラインストアで安い順にソートし、レビューを参考に購入しました。

ところが、そのヘッドホンを使用して1曲作り、他の環境下で(曲をスマホに入れてイヤホンやスピーカーで)聴くと、音のバランスがかなり悪いと感じ、音が割れる帯域もありました。

そこで、定番と言われているSONY MDR-CD900STを購入しました。

音の輪郭をハッキリと捉えることができ、どの音域もフラットに聴こえるため、モニターヘッドホンの役割をきちんと果たしていると感じます。

このヘッドホンで作曲し始めてから、他の環境下で聴いても、音に違和感を感じることはありません。といっても、聴こえ方は環境によって当然異なります。

SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン

購入を検討しているもの:マイク

コンデンサーマイクダイナミックマイクの2種類があります。

コンデンサーマイクは感度が高く、電源(48Vファンタム電源が一般的)が必要になります。

ダイナミックマイクは感度は低いのですが、電源は不要です。

DTMで録音するのであれば、コンデンサーマイクを使うのが一般的です。コンデンサーマイクを使うのなら、オーディオインターフェイスも上述のとおり、48Vファンタム電源搭載のものにしなければなりません。

ダイナミックマイクはコンデンサーマイクより耐久性が高いので(頑丈なので)、ライブやイベント、カラオケなどで使われています。

まとめ

以上、赤城海溝がDTMで作曲する際、使用している(+検討している)機材について、導入の経緯と具体的な商品についてご紹介しました。

先述の通り、DTMに使用する機材は、最初に揃えるのではなく、必要に応じて導入していくことをオススメします。

必要とする機材、機能は人によって様々です。まずはパソコン1台から始めて、不便を感じたり、方向性が定まってから、購入を検討してみてください。その際、この記事を思い出していただけると幸いです。

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