ミックス、マスタリングって何?

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ミックスって何? マスタリングって何? それって本当に必要なの?

DTMでの作曲を始めたら、気になるのがミックスとマスタリング。実際の作業に進む前に、それぞれの役割や作業内容、必要性について確認しておきましょう。

以前の記事で、DTMでの作曲は、たった3ステップでできます!とご紹介しました。

しかしそうは言っても、他の人に聞いてもらったり配信したりするなら、これで完成というわけにはいきません。聞きにくい部分を修正したり、音のバランスを整えたりと、最後の仕上げをする必要があります。

仕上げの作業には、ミックス(ミキシング、トラック・ダウン)マスタリングがあります。この記事では、ミックスとマスタリングがどのようなものかを、わかりやすくご紹介します。

目次

はじめに

DTMでの作曲を大きく捉えると、作曲、編曲、レコーディング(必要な場合)、ミックス、マスタリングまでを「作曲」と言うこともできます。

自分で作った曲を公開し、誰かに聴いてもらい、感動を与えたいのであれば、相応のクオリティが必要となります。

「クオリティ」という観点で言うと、ミックスマスタリングの技術に大きく左右されます。そのため、DTMで作曲するのであれば、ミックスやマスタリングの知識、技術が不可欠です。

これからミックスとマスタリングでどのような作業を行うかを簡単にご紹介しますが、ミックスやマスタリングには正解がなく、音楽ジャンルや時代背景、また、作業者のやり方や好みによっても異なります。

なんだか難しそう……と感じるかもしれませんが、あまり固く考えることなく、まずは自分で、聴いていて心地良いと思える曲に仕上げることを目指しましょう!

ミックスとは

DTMで作曲するとき、パートごとにトラックが分かれています。その各トラックの調整を行ったり、トラック同士のバランスを整えたりした後「2MIX音源」を作ることが、ミックス(ミキシング、トラック・ダウン)です。

2MIXとは、すべてのトラックを、L(左)+R(右)のステレオ音源にする工程、または、出来上がった音源そのものを指します。

スピーカーでもイヤホンでも、音を2ヶ所から出すのが普通ですね。そのため、左右のバランスが整っていなければ、聴いていて不自然なものになってしまいます。このバランスを整えることも、ミックス作業のひとつです。

ミックスは、DAWというソフト上で行われます。具体的にすることは、大きく3つに分けられます。音量の調整、音質の調整、バランスの調整です。

全体的に音量の大きな(または小さな)パートがあれば小さく(大きく)したり、パート内でも大きすぎたり小さすぎたりする部分を均一にしたり、といったことも行います。

また、必要に応じて音色を変えたり、残響をつけるなどの装飾も行います。さらに、音が出る位置(定位)を整え、聞こえ方のバランスを整えます。

ミックス作業が曲のクオリティを左右すると言っても過言ではありません。プロでも時間をかけて行う作業ですので、じっくり取り組みましょう。

マスタリングとは

ミックスで作った2MIX音源をさらに調整して、配信したり、CDにできる形にする作業を、マスタリングと言います。

ミックスで足りなかった部分を調整し、異なる再生機器で聴いたときのばらつきを少なくする他、アルバムの場合は、他の曲と音量や音質が違いすぎないように整えたり、曲間の時間を決めたりします。

マスタリングもDAW上で行い、調整後、ファイルに書き出せば、マスタリングの完了です。

マスタリングは、曲を作る過程では、最後の総仕上げです。ミックスがしっかりとできていることが前提ですが、マスタリングも、曲のクオリティを決める重要な作業です。

必要な知識や技術を身につけ、あなたの曲をより良いものに仕上げましょう!

まとめとお知らせ

DTMにおける作曲の最終段階である、ミックスマスタリングについてご紹介しました。『DTM超入門』らしく、ごく簡単な要点のみのご説明でしたが、イメージはつかめたでしょうか。

もっと知りたい! 具体的な方法は? と、興味を持っていただいたあなたに、ぜひお知らせしたいことがあります。

実際にどんな手順で作業をするのか、どんな機器やエフェクター(プラグイン)を使うのか、といったことをご紹介する、DAWで行うミックスとマスタリングに特化した連載をスタートします!

DTM初心者向けの内容ですので、DTMで作曲してみたけれど、仕上がりがイマイチ……という方にぴったりです。楽しみにしていてくださいね!

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