パソコンを使ってDTMで作曲するために、まず必要になるのがDAWソフト。でもたくさんありすぎて、何にすればいいかわからない!というあなたのために、ブルアルボ流『最初のDAWソフトの選び方』をご紹介します。
前回の記事では、DTMでの作曲がどんなものかイメージをつかんでいただくために、初めてのDTMを3ステップでご紹介しました。
DTMで作曲するために必要なのが、DAWソフトです。そこで今回は、初めてのDAWソフトを選ぶポイントと、おすすめの商品をご紹介します。
最初のDAWソフトを選ぶポイント
DAWソフトには本当にたくさんの種類があり、それぞれに特徴があります。そのため、特に初心者にとっては、どのソフトにすれば良いのか、何を基準に選んだら良いのか、悩んでしまうもの。
もしあなたが、必要な機能や作りたい音楽を明確に決めているのであれば、改めてご紹介するDAWソフトの比較記事を参考にしてみてください。
機能のことはよくわからない、あまり深く考えずにとりあえず作曲してみたい、というなら、当サイトではこんな選び方をご提案します。
完全無料か、お試し版がある商品を選ぶ
高機能なDAWソフトは高額です。それでいて、高額なものを選べば間違いない、というわけではないのです。
各商品、互いに競争しながら成長しているため、基本的な機能にはさほど差はないと言われていますが、人によって感じる使いやすさ、好みはさまざまです。実際に使ってみないことには、自分に合うかどうかはわかりません。
そのため、機能を制限されることなく完全無料で使えるものか、お試し版がある商品を選ぶことをおすすめします。
まずは無料で使ってみて、ある程度慣れてから有料版にアップグレードしたり、その頃になると自分にとって必要な機能や求めるものがわかってくるので改めてリサーチしたり、といった方法が良いでしょう。
人気商品を選ぶ
人気のものが自分にとっても良い商品である、というわけではありません。じゃあ、なぜ人気商品が良いかというと、ユーザーが多いためです。つまり、情報が多いのです。
DAWソフトは設定や使い方が難しく、そこで挫折してしまう人も少なくありません。そんなときに助けになるのは、インターネットでの情報検索です。
使っている人が多い商品は、解説サイトや解説動画が豊富です。困った時にすぐに解決しやすく、ユーザー同士の情報交換も活発です。
先に述べた通り、好みや、自分に合うかどうかは、人それぞれ。人気商品が必ずしも自分にとって良いとは言えませんが、初心者にとっては、情報の多さは重視した方が良いでしょう。
最初のDAWソフト3選
それではいよいよ、ブルアルボ流、初めてのDAWソフトとしておすすめの商品をご紹介します。初心者にとってわかりにくい、難しい機能の説明はあえて省略しました。
Cakewalk by BandLab
Windowsユーザーならこれ!と多くのサイト、ユーザーに強くおすすめされているのが『Cakewalk by BandLab』。かつて6万円程度で販売されていた『SONAR』の最上位モデルと同等の機能が完全無料で使えます。
対応OS:Windows
上位版:なし
>商品ページはこちら
GarageBand
Macユーザーであれば、絶対に使っておきたいのが『GarageBand』。最近のMacには標準搭載されています。前回の記事で紹介したアルバムで使用しています。
対応OS:Mac
上位版:Logic
>商品ページはこちら
Studio One Prime
近年シェアを伸ばしている『Studio One』の無料版です。制限はあるものの、十分な機能を備えており、高く評価されています。
対応OS:Windows/Mac
上位版:Studio One
>商品ページはこちら
以上、初めてのDAWソフトとしておすすめの商品を、合計3つご紹介しました。事前にもっと詳しく知りたい方は、各サイトにてご確認ください。
この記事では、まずは難しいことを考えることなく使ってみて、DTMのおもしろさを体感していただきたいという思いから、3つのソフトに簡単な言葉を添えてご紹介しました。
シェアについては、DTMの情報が満載の『DTM STATION』の記事を参考にさせていただきました。DTMをするなら必読のサイトです(リンク先では2018年時点のDAWシェアが紹介されています)。
>Studio OneがCubaseを猛追、大きく変化した2018年の日本のDAWシェア | DTM STATION
最後に、DAWソフト全般を使用する際の注意点を記載します。インストールの可否やソフトの動作は、パソコンのOSやスペックに大きく関わってきますので、まず最初に確認してください。
DAWソフトをインストールするときの注意点
DAWソフトをインストールする際は、パソコンの搭載メモリ、OSが32bitか64bitか、といった情報を調べておきましょう。パソコンのスペックにより、動作が遅くなることもあるので注意が必要です。
あなたがDTMで作曲を楽しむきっかけとなりますように!