ProcreateとiPadでLINEスタンプを作る方法【STEP2(後編)】では、1枚目のスタンプ画像をもとにバリエーションを増やし、メイン画像、トークルームタブ画像を作って、PNGファイルに書き出すところまで完了しました。
今回はいよいよ、LINEクリエイターズマーケットに登録して販売をする方法をご説明します。
- アップロードする画像の準備
- LINEクリエイターズマーケットに登録する
- 情報を入力して画像をアップロードする
- 審査をリクエストする
- 審査完了後、リリースして販売を開始する
アップロードの準備をする
ファイル名を変更する
作成したPNGのファイル名に指定はありませんが、スタンプ画像はファイル名順に並んで販売されます。
販売画面で見ると、スタンプ一覧の左上から右に向かって、ファイル名順に並びます。並べたい順にファイル名をつけておきましょう(01、02…といった2桁の連番が簡単で確実です)。
メイン画像やトークルームタブ画像は、自分でわかりやすいように「main」「tab」などで良いかと思います。
ファイル名を変更する
LINEスタンプ制作ガイドライン(https://creator.line.me/ja/guideline/sticker/)によると、アップロードするファイルにはサイズの制限があります。
・画像サイズは1個あたり1MB以下
・ZIPファイルにまとめる場合はZIPファイルを20MB以下
作成したPNGファイルのサイズを1つずつ確認しておきましょう。
ZIPファイルにまとめておくとアップロードするのが簡単です。メイン画像やトークルームタブ画像も含め、すべての画像を1つのフォルダに入れて圧縮し、20MB以下であることを確認しておきます。
LINEクリエイターズマーケットで販売する
LINEアカウントはお持ちですね。未登録の場合は、LINEアカウントを作成しておいてください。
ファイルをアップロードする必要があるので、ファイルを保存してあるPCやMacのブラウザから、LINEクリエイターズマーケット(https://creator.line.me/ja/)にアクセスします。
「登録はこちら」をクリックします。
①メールアドレスとパスワードを入力し、②「ログイン」をクリックします。
4桁の認証コードが表示されます。スマホでLINEアプリを開きます。
①認証コードを入力し、②「本人確認」をタップします。完了画面が出たら「OK」をタップします。
画面の指示に従って登録を進めてください。詳細は割愛します。
LINEスタンプの登録をして審査に出す
基本情報を入力する
LINEクリエイターズマーケットに登録できたら、マイページを開きます。
左上にある「新規登録」をクリックします。
「スタンプ」を選択します。
LINEスタンプの基本の表記は英語です。日本語を追加するために、「言語を追加」の欄で①「Japanese」を選択し、②「追加」をクリックします。
スタンプの情報を入力していきます。チェックマークがついている項目は入力必須です。
すべて入力したら「保存」をクリックします。
画像をアップロードする
①「スタンプ画像」のタブを選択し、②「編集」をクリックします。
「ZIPファイルアップロード」をクリックします。
ファイルを選択し、「アップロード」をクリックします。
アップロードされた画像を確認します。
背景を変えてみて、透過部分がきちんと透過になっていること、透過にしたくない部分がきちんと着色されていることを確認します。
問題なければ②「戻る」をクリックします。
タグを設定する
続いて、タグの設定をします。タグを設定すると、LINEで文字を入力したとき、関連するスタンプが予測変換のような形で表示されるようになります。
タグは数日で自動設定されるので、設定しなくても問題ありません。登録方法を念のためご説明します。
①「タグ設定」タグを選択し、タグを設定したい画像の右側の②「編集」をクリックします。
①検索窓にキーワードを入力します。自動でタグが表示されるので、②画像に合うものを選んでクリックします。説明にある通り、画像1個につき9個まで設定できます。
選択が完了したら③「保存」をクリックします。
販売価格を設定する
最後に、販売価格を設定します。①「販売価格情報」タブを選択し、②価格を選択します。
設定ができたら③「保存」をクリックします。
プレビューで表示を確認する
審査をリクエストする前に、プレビューでスタンプの表示を確認しておきましょう。画面右上の「プレビュー」をクリックします。
言語を変更すると、それぞれの表示が確認できます。問題がなければ、審査のリクエストに進みましょう。
審査をリクエストする
画面右上の①「リクエスト」をクリックします。
説明や同意事項を確認し、②「同意します」にチェックを入れたら、③「OK」をクリックします。
ステータスが「審査待ち」になりました。LINEアプリにもメッセージが届きます。
「詳細を確認する」をタップすると、LINEクリエイターズマーケットのマイページにアクセスすることができます。
審査が終わるのを待ちましょう。
LINEスタンプをリリースする
審査が完了して承認されると、LINEアプリにメッセージが届くと同時に、メールも届きます。
どちらかのリンクから、LINEクリエイターズマーケットにアクセスします。
ステータスが「承認」となっています。まだ販売はされていません。
画面右上の「リリース」をクリックします。
販売開始にあたって説明が表示されるので、目を通します。問題なければ「OK」を選択します。
ステータスが「販売中」に変わりました。すぐにLINEのメッセージとメールも届きます。
販売開始まで少し時間がかかるので、リンク先に移動してもページが見つからないかもしれません。その場合は少し待ってみてください。
間も無くして、
\ スタンプはこちら /
LINE STOREにスタンプが並び、購入できるようになります。
以上で、LINEスタンプの作成から販売までの作業は、すべて完了です。おつかれさまでした!
おわりに
ProcreateとiPadを使って、子どもの描いた絵をもとにLINEスタンプを作成する方法をご説明しました。
特に絵をトレースしたり色をつけたりするのに時間がかかりますが、大切なお子さんの絵を使った作業は、楽しみながらしていただけるのではないでしょうか。
より簡単にLINEスタンプを作ってみたいのであれば「LINEスタンプメーカー」というスマホアプリもありますので、使ってみるのも良いかと思います。
ぜひ、お子さんのかわいらしい絵を使って、世界にひとつだけのLINEスタンプを作ってみてください。親戚やお友達に紹介したり、プレゼントしたりするのも良いですね。
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