【簡単ヴォーカルレッスン】05.リズム感をつけよう

前回は楽譜について説明しました。

今回は、歌の上手い魅力的なヴォーカリストの基準のひとつ、「リズム感(グルーブ感)」について説明します。ヴォーカルがどんなリズムを感じているかは、とても重要です。リズムを感じて歌うことで、歯切れの良い歌になり、聞き手にとってもリズムを感じられるようになります。

リズム感をつけるためのは、実際に体を動かして行うことが効果的です。段階的なトレーニング方法を紹介しますので、ぜひ練習してみましょう。

目次

テンポに合わせてリズムを叩けるようになろう

いよいよリズムの世界に入っていきます。まずは拍子について説明します。楽譜の最初には拍子が書かれています。この分数のような数字は、その曲が何分の何拍子かを表しています。

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たとえば次の画像のように、拍子にはいろいろな種類があります。

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その他にもいろいろな拍子がありますが、考え方は全て同じです。実際に楽譜を見て手を叩く練習をしてみましょう。これはリズムトレーニングの基礎であり、とても重要なところです。歌の上手い魅力的なヴォーカリストの基準である、「リズム感(グルーブ感)」がある、です。手の叩き方も大事ですので、以下の解説を参考にして下さい。

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空間を意識して叩くのがポイントです。ビートは波のようにうねって常に動いています。決して点のように止まったイメージでリズムを感じないようにしましょう。

<Let’s Try!>
実際に楽譜1~7を使ってリズムの練習してみよう

メトロノームを準備して、速さを♩=60にして下さい。楽譜に書いてあるように口で「1、2、3、4」と言いながら、手拍子マーク(音符)があるところで手を打ちましょう。
それではさっそく練習です。

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どうでしたか? 慣れてきたら、メトロノームの速さを上げて練習してみましょう。

次に、8分音符を入れた楽譜で練習してみましょう。8分音符は、今までひとつ手を叩いていたところに2つ入れるので、速く叩く必要があります。「いーち、にーい、さーん、しーい」と数えると叩きやすいかと思います。ちなみに、アメリカではこういったときは、「one and two and three and four and」と数えます。ぜひ英語読みにも挑戦してみて下さい。

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それでは、ここからは足も使って練習をしてみます。足は右足、左足のどちらでも良いですが、つま先を固定して、かかとでリズムをする習慣をつけておくと良いでしょう。まずは4分音符だけのものですが、足が入るので難易度が一気に上がります。最初はゆっくりから始めて、少しずつ速くしていきましょう。

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いかかでしたでしたか? 足が入ることによって、かなり難しく感じたかと思います。

では次は、先ほどと同じように8分音符を入れた練習に入ります。焦らずにゆっくり練習していって下さい。

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この1~7の楽譜の練習を、慣れるまで続けて下さい。

歌いながらリズムを打つ

それでは、さらに複雑な練習に入っていきます。先ほどのリズム練習を、歌いながらしてみましょう。歌は、今回は誰でも知っている簡単な歌にします。前回の復習で、まずは楽譜を読んでみましょう。音符の下に、ドレミで音の名前を書いてみてください。

楽譜 リズム感 グルーブ感 リズム 拍子 ボーカル ヴォーカル 歌がうまくなる 簡単 入門 基礎 練習法 自宅 独学

いかかでしたか? スラスラと書けましたか? こちらが答えです。自分の書いたものと比べて、合っているかどうか確認してみて下さい。

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まずはこの曲を、テンポ80(♩=80)程度で歌えるようにして下さい。音程に自信がなければ、鍵盤かチューナーを使って音を確認しながら歌ってみましょう。完璧な音程で歌うのは大変なので、だいたい合っていれば良しとします。歌えるようになったら、いよいよリズム打ちをつけていきましょう。

Let’s Try!>
「きらきら星」を歌いながらリズムを叩こう

かなり本格的な練習です。これから紹介する3種類の楽譜を使って、歌いながらリズム打ちをしてみましょう。手拍子と足の位置を見ながら、最後までそのリズムで歌いきります。

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この3つのリズムで歌って、何か気づいたことはありませんか? 同じメロディでも、リズムによって曲の雰囲気が変わりませんでしたか? 実はこれがとても大切なことなのです。ヴォーカルがどんなリズムを感じているかは、ものすごく大事なことです。リズムを感じて歌わないと、ダラダラと歯切れの悪い歌になります。

リズム感をつけるためのは、このように実際に体を動かして行うことが効果的です。自分の好きなアーティストなどの曲も、自由に手拍子や足でリズムを取りながら歌ってみましょう。それだけでかなりリズム感が良くなってきます。練習は楽しく、そして効率良く行って下さい。

エアドラムでリズム感を鍛える

ドラムを演奏している人を見たことがあるでしょうか。足と手が同時に動いて、一定のリズムをキープし続けています。バンドのリズムの要はドラムです。

プロのヴォーカリストの中にも、ドラム経験者は多くいます。ヴォーカルは歌だけではなく、色々な楽器を体験しておくことで、表現力や音楽性の幅が広がります。

ドラムを持っている人はあまりいないと思いますので、エアドラムで練習していきましょう。使うものはペン2本です。買える方はドラム用のスティックだけでも買っておくと、良い練習ができます。

では、ドラムの手の構え方です。ドラムは手を交差して叩きます。右手が上、左手を下にして下さい。テーブルでも良いですが、音が気になる場合は本やタオルを叩いても良いでしょう。

まずは右手だけで「1、2、3、4、5、6、7、8」と一定のテンポで8回叩いてみて下さい。次に左手を入れてみます。リズムを打つところを◯で表現しますので、叩いてみましょう。

ドラム 楽譜 リズム感 グルーブ感 リズム 拍子 ボーカル ヴォーカル 歌がうまくなる 簡単 入門 基礎 練習法 自宅 独学

3と7のところで左手を入れるだけです。このリズムをずっと続けてみましょう。少しだけドラムらしくなってきましたね。しかしもちろん、これだけでは終わりません。ドラムには、このリズムにさらに足が入ります。足を入れたものを表示してみます。難易度が一気に上がると思いますが、頑張って挑戦してみて下さい。

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ドラムの基本リズムを叩けるようになろう

足を入れたリズムをエアドラムで叩いてみましょう。

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ちなみに、上のリズムを楽譜で表すと次のようになります。

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正しくは、1拍に2つ、8分音符で音を入れていました。これは8ビートの基本のリズムです。特にJ-POPは8ビートのものが多いので、好きな曲を流しながら、この8ビートを叩くことができれば良いと思います。いつのまにか速くなったり遅くなったりして、最初は曲に合わせるのが難しいかもしれません。しっかりと練習に取り組んで下さい。

終わりに

リズム感を良くすることは、音程を良くするより難しいと言われています。チューナーのように目に見えるわけでもなく、感覚や感性に任せられる部分が多いからです。本気でリズム感を鍛えようと思ったら、必ず毎日トレーニングを続けて下さい。それはメトロノームに合わせるといったことだけでなく、いろいろな曲を聴いて身体でリズムを感じるようにすることです。

最後に「裏打ち」についての話をします。表打ちと裏打ちは簡単に説明すると以下のようになります。「表打ち」というのは、拍に合わせて一緒にリズムを打つことです。

表打ち ドラム 楽譜 リズム感 グルーブ感 リズム 拍子 ボーカル ヴォーカル 歌がうまくなる 簡単 入門 基礎 練習法 自宅 独学

これに対して裏打ちというには、拍の裏で打つリズムです。

表打ち 裏打ち ドラム 楽譜 リズム感 グルーブ感 リズム 拍子 ボーカル ヴォーカル 歌がうまくなる 簡単 入門 基礎 練習法 自宅 独学

これはメトロノームを使ってする練習ですが、好きな曲に合わせて裏打ちをするだけでも良い練習になります。まずは音楽を楽しむところからです。表打ちから裏打ち、そして再び表打ちなど自由にコントロールできれば、かなりリズム感はついています。

リズムの感じ方というのは、音楽ジャンルによって大きく違ってきます。音楽の構成は「リズム」「メロディ」「ハーモニー」です。ロックのリズム、ジャズのリズム、パンクのリズムなどなど、曲によって様々です。リズムの世界は大変奥が深いです。メロディももちろん奥は深いですが、まずはリズムについていろいろ調べてみると面白いと思います。

もしこれから曲を作ろうと思っている人は、まずリズムパターンから考えてみるのも良いと思います。あなたが一番好きな曲は、どんなリズムを刻んでいるでしょうか。ぜひ注意して聞いてみてください。きっと新しい発見がありますよ。

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